"Ambi-MINI"のビルドガイド

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はじめに

ご覧いただきありがとうございます。こちらは自作キーボードキット"Ambi-MINI"のビルドガイドです。作成手順について丁寧に解説してまいりますので、完成までどうぞよろしくお願いいたします。なお、ほぼ"Tenalice-Ambidextrous"の作成手順と同じですので時々Ambiさんの画像が出てきますがご容赦ください。

なお、ガイドに関する誤植や分かりにくい点等ございましたら、ページ下部に記載の宛先までご一報いただけますと幸いです。

【更新履歴】

2021/12/18 初版公開
2022/1/5 キット内容(ねじの数量)を修正

2022/1/26 NUMLOCKインジケータについて追記、レイヤーインジケータの色をTenaliceシリーズで統一するため変更

【目次】

0.組み立ての前に

  • 本自作キーボードははんだごてを使用して制作します。はんだごての小手先は高温になり、やけどや火事の原因になりかねませんので取り扱いにはくれぐれもご注意ください。
  • 作成の前に、当ビルドガイドに一通り目を通していただき、必要な物が充足しているかや作業順序についてお確かめください。
  • 作成には2時間~3時間ほど掛かります。時間に余裕をもってお取り掛かりください。

1.キット内容の確認

1-1.キットに含まれるもの

  1. PCB 1個
  2. トッププレート 1個
  3. ボトムプレート 1個
  4. ダイオード 1N4148 38個(予備2個含む)
  5. タクトスイッチ TS-1136-4.3 1個
  6. スペーサー 7個(予備1個含む)
  7. M2ネジ 13個(予備1個含む)
  8. ゴム足(大) 2個
  9. ゴム足(小) 4個

以下、部品の写真です。(丸囲み数字は上記リストの先頭の数字と一致します。)

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1-2.キットに含まれない(別途ご購入いただく)もの

以下はキットに含まれていない部品となります。【部品に関するもの】は、遊舎工房さんやTALP KEYBOARDさんなどのキーボード部品を取り扱うお店で購入いただけます。(名称だけだと分かりにくそうな一部の部品にリンクをつけておりますが、リンク切れの場合はご容赦ください)

【部品に関するもの】

  1. お好みのキースイッチ 36個(Cherry MX互換のもの)
  2. お好みのキーキャップ 36個 
  3. ProMicro 1個 [Link:遊(単体)遊(コンスルーセット)T]
  4. コンスルー(スプリングピンヘッダ) 2個 [Link:T]
  5. ホットスワップソケット(CherryMXスイッチ用 PCBソケット) 36個 [Link:T]
  6. MicroUSBケーブル    1個 [Link:T]
  7. (オプション)LED SK6812MINI-E 12個 [Link:]

【組み立て工具等】

  1. 黒マジック太ペン ※必須ではありませんがPCB外周を塗ることで見栄えが良くなります。次のマスキングテープを外周に貼る場合は無くてもかまいません。
  2. マスキングテープ(1.5cm幅、黒色orお好きな柄もの) ※ダイオードの固定に使用します。またキーボード完成後にPCBと上下プレートの外周を囲うように巻き付けることで、見栄えや打鍵音の向上が見込めるためオススメです
  3. はんだごて ※温度調節可能なものがベターです
  4. はんだ ※鉛フリーではないものを推奨します
  5. はんだこて台
  6. はんだ吸い取り線 ※はんだ付けを失敗した場合にはんだを取り除くのに使用します
  7. ニッパー ※ダイオードの足を切断するために使用します
  8. ピンセット ※ホットスワップソケットのはんだ付けで使用します
  9. ドライバー ※M2ねじの規格に合うもの

2.組み立て

組み立ては以下の順序でご説明します。はんだ付けの工程は順番が入れ替わっても特に問題はありませんが、LEDを搭載する場合は、LEDのはんだ付け難易度が高いため、ダイオードホットスワップソケットよりも先にLEDを取り付けることをお勧めします。

  1. ProMicroとコンスルーのはんだ付け
  2. (オプション)LEDのはんだ付け
  3. ダイオードのはんだ付け
  4. ホットスワップソケットのはんだ付け
  5. リセットスイッチのはんだ付け
  6. (LEDを取り付ける場合)ジャンパーする
  7. トッププレート・スイッチの取り付け
  8. ファームウェアの書き込み(REMAP)と動作確認
  9. ボトムプレートの取り付け
  10. マスキングテープ貼り付け
  11. キーキャップの取り付け、完成
  12. REMAPによるキーマッピングの変更
  13. LEDライティングについて

2-1.ProMicroとコンスルーのはんだ付け

まずはProMicroとコンスルーをはんだ付けします。いきなりLEDでなく、練習の意味合いも込めてProMicroからとしています。

ProMicroにコンスルーをはんだ付けする前に、遊舎工房サポートサイトさんに大変わかりやすい記事がありますので、まずはこちらをご一読ください。

ProMicroのピンヘッダが2種類入っていますがどちらを使ったらいいですか

コンスルー(スプリングピンヘッダ)の取り付け方を教えて下さい

「遊舎工房サポートサイト」様より引用

"Ambi-MINI"では、次のようにPCBにコンスルーを取り付けてから上にProMicroを載せ、はんだ付けする手順を推奨します。まず写真のようにコンスルーをPCB裏面にさします。

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この上からProMicroをしっかりと奥まで差し込み、次の写真の赤枠内のコンスルーを一つずつはんだ付けします。なお、はんだ付けするのはProMicro側だけとなります。PCBの基板側に絶対にはんだ付けしないように注意しましょう。

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はんだ付けのし忘れがないかを確認して、ProMicroのはんだ付け作業は終了です。いったん、ProMicroは外しましょう。

2-2.(オプション)LEDのはんだ付け

取り付け前にLEDの向きについてのご説明です。SK6812MINI-Eのデータシートを見てみます。

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”3 GND"のみナナメの切り込みが入っています。このナナメがどこに位置しているかによって正しい向きかどうかを判断します。またLEDの接続の仕組みとしてシリアル接続となっています。”4 DIN”(データイン)からLEDの信号を受け取り、"2 DOUT"(データアウト)へ信号を渡しています。

"Ambi-MINI"のLEDの取り付け箇所は12か所あり、Ver1.0では下記画像の赤色の位置にGNDが来るように取り付けます。※上段と下段で向きが異なるため注意 また”4 DIN”から"2 DOUT"への接続は黄色の線の流れになります。

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左側

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右側

アンダーグローLEDのため、LEDがある面(透明の丸)が見えるように配置してください。

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はんだ付けは、高温にせず(目安は260度程度)で、1か所ずつはんだ付けしては時間を空ける(その間に他のLEDをはんだ付けする)というのを繰り返すようにします。

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全てのLEDをはんだ付けしたらこの工程は終了です。なお、Ver1.0は今回の向きに配置したLED①DINに信号を受け取る回路が配線されていませんので、ジャンパーによりProMicroから配線してあげる必要があります。これはホットスワップソケットなどを取り付けた後に行います。

2-3.ダイオードのはんだづけ

ダイオードは取り付ける向きが決まっています。写真のように、ダイオードの先端の黒いラインをフットプリントの縦ラインに合わせます。

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向きを誤ると正常に動作しませんので、差し込む前と後で確認しましょう。

なおダイオードは裏面から取り付け、裏面に部品を集約することもできます。※この場合は、取り付ける向きにご注意ください。

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裏面に取り付ける場合はこちらの向きになります

ダイオードをPCBに差し込み終えたら、上からマスキングテープを貼りダイオードを固定します。この時、ダイオードをしっかりマスキングテープの上から抑え、ダイオードが浮かないようにしましょう。

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マスキングテープで固定できたら、はんだ付けを行います。足が出ている箇所を全てはんだ付けしましょう。はんだはあまり盛りすぎなくて大丈夫です。

※温度調整可能なはんだごてであれば、温度は330℃くらいに設定しましょう。

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はんだ付けが終わったら、ニッパーでなるべく平らになるよう足を切り取ります。

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最後にマスキングテープをはがして、ダイオードのはんだ付け作業は終了です。

2-4.ホットスワップソケットのはんだ付け

続いて、PCB裏面にホットスワップソケットをはんだ付けします。ホットスワップソケットにも向きがあります。フットプリントの白い部分がきちんと隠れるよう配置してください。

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はんだ付けのコツとして”盛りはんだ”があります。事前に接合部分にはんだを載せておき、ホットスワップソケットをその上から載せ、ピンセットなどでソケットを抑えながら接合部分のはんだを溶かし、ソケットをはめ込みます。

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ホットスワップソケットをはんだ付けのし忘れがないかを確認し、作業は終了です。

2-5.リセットスイッチのはんだ付け

リセットスイッチをPCB裏面に差し込みます。(ProMicroが刺さっていますが気になさず)

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そして、PCB表面からリセットスイッチをはんだ付けします。

リセットスイッチのはんだ付けは以上です。

2-6.(LEDを取り付ける場合)ジャンパーする

Ver1.0でLEDを取り付ける場合は、ProMicroとLED①のDINをジャンパーします。ProMicro側は右側上から2番目のピン、LED側はLED①のDINになります。

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はんだでジャンパしていますが、きちんとしたもののほうがいいかも…

※上の写真はファームウェアを焼いたProMicroを取り付け、PCに接続していますのでLEDが点灯しています

2-7.トッププレート・スイッチの取り付け

まずトッププレートの四隅にスイッチを取り付けます。スイッチの向きは、2本の足がホットスワップソケットに合うようにしてください(足が向かって奥側に2本ある向きです)。その後、PCBの表面にトッププレートを載せて、四隅のスイッチを押し込みホットスワップソケットに差し込みます。

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横から見たときに次の写真ようになります。しっかり差し込まれているか確認しましょう。

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残りのスイッチを取り付けていきます。

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取付の際にスイッチの足がソケットに差し込まれず、曲がってしまうことがあります。その場合は、曲がった足をピンセットで真っ直ぐにしてあげましょう。

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全てのスイッチが取り付けられれば、作業は終了です。

2-8.ファームウェアの書き込み(REMAP)と動作確認

ProMicroにファームウェアを書き込み、動作を確認します。ファームウェアの書き込みは「REMAP」というWebサイトで行います。「REMAP」はWebブラウザ上でQMKファームウェアの設定変更ができるサイトです。キーマッピングの変更やLEDライティングの変更ができ、さらにファームウェアの書き込みも出来てしまうとても素晴らしいサイトです。まずはこちらのサイトにアクセスしてください。

remap-keys.app

"KEYBOARD CATALOG"をクリックします。

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"Keyboard Name"に「ambi-mini」を入力し、"SEARCH"をクリックします。右側に"Ambi-MINI"へのリンクが表示されますのでクリックします。

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"FIRMWARE"をクリックし、FLASHボタンをクリックします。

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ProMicroをキーボードに差し込んでいない場合は差し込みます。リセットスイッチを押下する必要がありますので、PCB裏面を上に向け、ProMicroをMircoUSBケーブルでパソコンに繋ぎます。その後、”FLASH”をクリックします。

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接続デバイスの一覧が表示されますので、キーボードのリセットスイッチを押下します。すると、"Arduino Micro"(使用しているマイコンによっては違うものかもしません)が表示されますのでクリックして選択し、"接続”をクリックします。

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正常に書き込まれたことを確認し、CLOSEをクリックします。

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これでファームウェアの書き込みが完了しました。

(オプション)LEDを取り付けている場合は、書き込みが完了するとLEDが赤色に点灯します。もし点灯しない場合、下記について順に確認してみてください。なお、シリアル接続されていますので、一つのLEDが点灯しない場合は後続のLEDも点灯しないことになります。

・はんだの量が足りていない、または多すぎて隣と接合している → はんだごてやはんだ吸い取り線を使いはんだの量を調整してください。

・LEDの取り付け向きが誤っている。 → はんだ吸い取り線を使い、慎重にはんだを除去してから向きを正しく取り付け直し、はんだ付けしてください

続いて、キースイッチの動作確認をしていきます。まずはREMAPのホーム画面へ戻るためにロゴをクリックします。

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"KEYBOARD"をクリックします。

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"Ambi_MINI"をクリックして選択し、”接続”をクリックします。

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コンフィグレーション画面が表示されます。ここで好みのキーマップに変更することができます。今回は動作検証を行うため、右側にある”…”をクリックし"Test Matrix mode"をクリックします。

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全てのキーを打鍵し、色が変わることを確認します。

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色が変わらない場合はキーが認識されていないことになります。だいたいは以下のパターンに該当しますので上から順に確認してみてください。

・キースイッチのピンが曲がっている → 一度キースイッチを抜きピンを真っ直ぐに直してから差し込み直してください

・キースイッチの不良 → 別のキースイッチで入力できるかを確認してみてください

ダイオードホットスワップソケットのはんだづけがうまくできていない → はんだを少し足して(はんだづけして)動作確認してみてください

ダイオードの向きが反対 → ダイオードのはんだをはんだ吸い取り線で除去し、予備のダイオードを正しい向きに取り付け、はんだ付けしてください

全てのキーが入力できることを確認できれば、トッププレートにスペーサーをねじ止めしていきます。PCB裏面よりスペーサーをスペーサーホールへ差し込み、トッププレート表面よりねじで止めます。

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全6か所ねじ止めができれば作業は終了です。

2-9.ボトムプレートの取り付け

トッププレートと同様にボトムプレートをねじで止めます。

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お好みで付属のゴム足を取り付けます。ゴム足大と小の組み合わせで若干ですがチルトをつけることができます。私は赤丸の位置に貼っています。

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これでボトムプレートの装着作業は終了です。

2-10.マスキングテープの貼り付け

必要に応じて、MircoUSB端子のすぐ横からぐるっと一周マスキングテープを巻き付けます。(※次の写真について、私はマグネットでUSBケーブルを接続するものを使用しているので端子がMircoUSBと異なりますが気にしないでください)

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2-11.キーキャップの取り付け、完成

最後にキーキャップを取り付けて完成です。大変お疲れ様でした!

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2-12.REMAPによるキーマッピングの変更

前述のとおり、"Ambi-MINI"はREMAPへ対応していますので、REMAPで簡単にキーマッピングの変更を行うことができます。詳細な変更方法は割愛させていただきますが、自分にとって最高のキーマップを考案していきましょう。

なお、初期キーマップは下記の通りの配列となっていますので初めにキーマップを変更いただきますようお願いいたします。

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2-13.LEDライティングについて

デフォルトキーマップでは、Layer1の"右側Bキー"でLEDのオン/オフ、"<キー"または">キー"で固定色のアニメーションに関する色の変更、"Nキー"または"Mキー"でLEDアニメーションの切り替えを設定しています。もちろんRemapでキーアサインを変更できます。ただし明るさは固定で変更できないためご留意ください。

またRemapでGUI上でLEDライティングの設定変更も可能です。

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また"Ambi-MINI"ではLEDインジケータを設定しています。レイヤー1が、レイヤー2が、レイヤー3がです。またCAPSLOCKが有効な状態ではに点灯します。

※こちらは色の変更はできません

なお、LEDインジケータについてはLEDアニメーションをオフにしていても機能します。

おわりに

以上で"Ambi-MINI"のビルドガイドは終了です。

この"Ambi-MINI"は省スペースでちょっと使いに最適な30%キーボードを目指して設計しました。少ないキー数と中央キーの取り扱いに最初は戸惑うことになると思います。ですが慣れてくればその独特の打鍵体験が病みつきになってきますので、頑張って使ってあげていただけると幸いです。またカワイイ見た目をしていますのでキーキャップで外見を変えたり、キースイッチや様々なMODで打鍵感・打鍵音を変えたり、自分の運指に最適なキーマッピングにしたり、いろいろ試行錯誤を重ねて自分に最適なキーボードに仕上げて楽しんでいただけますと幸いです。お互いに最高の1台に仕上げて、素敵なキーボードライフを過ごしていきましょう。

最後に、気が向いた方は、完成した"Ambi-MINI"をTwiiterで見せていただけると、作者として大変うれしく思います。(ハッシュタグ#AmbiMiniでお願いします!)

ご連絡先について

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